看護師の夜勤回数が多いと感じていても、「みんな同じだから仕方ない」と我慢している人は少なくありません。しかし、夜勤回数の多さは単に疲れるという問題だけではなく、生活リズムの乱れや慢性的な睡眠不足、心身の不調だけでなく、看護師としての働き方やキャリアにも影響を与えることがあります。
実際、夜勤ばかり続くことで日勤業務に自信が持てなくなったり、リーダー業務や委員会活動についていけないと感じたりする看護師もいます。また、夜勤明けと休日だけで生活が終わり、自分の時間や家族との時間を確保できないことに悩む人も少なくありません。
日本看護協会のガイドラインでも、夜勤回数や休息時間に関する指標が示されていることからわかるように、夜勤による負担は以前から重要な課題として認識されています。それにもかかわらず、現場では人員不足によって夜勤回数が増え続けている病院も存在します。
夜勤回数が多いことに悩んでいるのであれば、自分の我慢が足りないと考えないでください。問題はあなた自身ではなく、勤務体制や職場環境にある場合もあります。勤務条件の見直しや部署異動で改善できることもありますし、それでも難しい場合は転職という選択肢もあります。
看護師として長く働き続けるためには、無理を続けることではなく、自分に合った働き方を見つけることが大切です。夜勤回数が多いと感じた時は、今の働き方を見直すきっかけにしてみてください。
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理事おすすめの転職サービスを見る看護師の夜勤回数は何回が普通なのか
看護師の夜勤回数の平均はどれくらいなのか
看護師として働いていると、自分の夜勤回数は普通なのだろうかと気になることがあります。
- 勤務表を見るたびに夜勤が並んでいる
- 同僚より夜勤が多い気がする
- 月に何回くらいが一般的なのかわからない
そんな疑問を抱えながら働いている人も少なくありません。
実際、「看護師 夜勤回数 多い」と検索する人の多くは平均回数そのものを知りたいわけではなく、今の勤務状況が異常ではないか、自分が無理をしていないかを確認したいのだと思います。
一般的には、二交代制であれば月4〜5回程度、三交代制であれば準夜勤と深夜勤を合わせて月7〜8回程度が一つの目安とされています。ただし、病院の規模や診療科、人員配置によって実際の夜勤回数は大きく異なります。
ここで参考になるのが、日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」です。
このガイドラインでは、三交代制勤務における夜勤回数は月8回以内を基本とする考え方が示されています。また、夜勤の連続回数は2回までとし、勤務間の十分な休息時間を確保することも推奨されています。
もちろん、これは法律で定められた上限ではありません。しかし、看護師の健康や医療安全を守るために作成された指標であり、多くの病院が勤務体制を考える際の参考にしています。
そのため、月8回や9回の夜勤が続いている場合は、自分が甘えているのではなく、客観的に見ても負担が大きい勤務状況である可能性があります。
実際の現場では、夜勤回数そのものよりも、その影響に悩んでいる看護師が多くいました。夜勤明けは疲れて何もできない。休日も寝て終わる。家族との時間が取れない。そうした悩みだけではありません。
夜勤ばかり続くことで日勤業務から離れ、リーダー業務や委員会活動についていけなくなったと不安を抱える人もいました。
大切なのは、平均回数だけで判断しないことです。
月8回・9回の夜勤は多すぎるのか
| 夜勤回数 | 一般的な印象 |
|---|---|
| 月4〜5回 | 二交代制でよく見られる回数 |
| 月6〜7回 | 負担を感じる看護師が増え始める |
| 月8回 | 日本看護協会ガイドラインの目安に近い水準 |
| 月9回以上 | 人員不足の影響を受けている可能性がある |
看護師として働いていると、月8回や9回の夜勤は普通なのだろうかと疑問に感じることがあります。
勤務表を見てため息が出る!また夜勤かと思う!そんな気持ちになった経験がある人もいるでしょう。
結論から言えば、月8回や9回の夜勤は決して少ない回数ではありません。特に二交代制の場合、1回の勤務時間が長いため身体への負担も大きくなります。
前項でも触れたように、日本看護協会の「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」では、三交代制勤務における夜勤回数は月8回以内を基本とする考え方が示されています。
もちろん、すべての病院がこの基準どおりに運営されているわけではありません。
実際には人員不足の影響で月9回以上の夜勤に入っている看護師もいます。月10回近く夜勤をしているという話も珍しくありません。
ただし、ここで考えたいのは回数だけではありません。
月8回でも無理なく働ける人もいます。反対に月6回でも限界を感じる人もいます。年齢や体力によっても状況は変わりますし、夜勤明けに十分な休息が取れるかどうかでも負担は大きく変わります。
知恵袋などを見ても、月8回や9回の夜勤そのものに悩んでいるというより、「夜勤ばかりで日勤業務を忘れてしまう」「リーダー業務に自信がなくなった」「休みの日も寝て終わる」といった悩みを抱えている人が多く見られます。
つまり問題は、夜勤回数の数字ではなく、その回数によって日常生活や看護師としてのキャリアへ影響が出ているかどうかです。夜勤回数が増えることで体調不良や強いストレスを感じているのであれば、それは十分に見直しを検討する理由になります。
周囲が頑張っているからという理由だけで無理を続ける必要はありません。月8回や9回の夜勤が続いているのであれば、一度立ち止まって現在の働き方を見直してみることも大切です。
夜勤回数が多くなる病院の特徴
同じ看護師として働いていても、病院によって夜勤回数には大きな差があります。月4〜5回程度で働いている人もいれば、月8回や9回の夜勤が当たり前になっている人もいます。実際、その違いに驚くこともあるでしょう。
この差は、個人の能力や経験年数によって生まれるものではありません。実際には病院の人員配置や経営状況、職場環境が大きく影響していることが少なくありません。
特に夜勤回数が多くなりやすいのは、人員不足が慢性化している職場です。看護師が退職してもすぐに補充できず、若手も定着しない。さらに産休や育休による欠員が重なることで、限られた人数で病棟を回さなければならない状況に陥ることがあります。
その結果、夜勤ができる看護師へ負担が集中します。勤務表を見ると毎月同じ人の名前が並んでいる。気付けば自分だけ夜勤回数が増えている。そんな状況に不満や不公平感を抱く人も少なくありません。
また、中小規模の病院や療養型病院では、もともとの夜勤要員が少ないケースもあります。そのため一人欠員が出るだけでも勤務表全体へ大きな影響が出やすく、急な勤務変更や休日出勤を依頼されることもあります。
さらに厄介なのが職場の文化です。
- 昔からこの回数で回してきた
- 看護師なら夜勤は当たり前
- みんな我慢している
そのような考え方が根付いている職場では、夜勤回数の多さそのものが問題として認識されないことがあります。
実際、夜勤回数が多いことに悩んでいても、「どこの病院も同じだよ」と言われて相談しづらくなってしまう人もいます。
しかし、すべての病院が同じではありません。夜勤回数を抑える取り組みを行っている病院もありますし、人員確保によって負担軽減に成功している職場もあります。
夜勤回数が多い看護師が抱えやすい悩み
夜勤ばかりで日勤業務を忘れてしまう
夜勤回数が多いことによる悩みは、体力的な負担だけではありません。知恵袋などを見ていても、「夜勤ばかりで日勤業務が不安になった」「久しぶりの日勤で何をすればいいかわからなくなった」という悩みは少なくありません。
特に夜勤中心の勤務が続くと、日勤帯で行われる業務へ関わる機会が減っていきます。
日勤では入退院対応や家族対応、カンファレンスへの参加、他職種との連携など、夜勤とは異なる役割が求められます。そのため、夜勤ばかり続いていると日勤特有の業務感覚が鈍ってしまい、不安を感じるようになることがあります。
実際、久しぶりの日勤が近付くと憂鬱になるという声もありました。
夜勤なら流れがわかる。夜勤なら落ち着いて対応できる。しかし日勤になると業務量が多く、周囲の動きについていけない気がする。そのような感覚を抱く看護師もいます。
さらに経験年数を重ねるほど、この悩みは大きくなることがあります。
周囲からはできて当たり前と思われる。後輩も増えている。それなのに自分だけ日勤業務へ自信が持てない。そんな焦りを感じる人も少なくありません。
もちろん、日勤業務を忘れたわけではありません。単純に経験する機会が減っているだけです。どれだけ優秀な看護師でも、普段行わない業務は感覚が鈍ります。
それは決して能力不足ではありません。
夜勤回数が多いと感じている人の中には、体力面だけでなく、このような業務面の不安を抱えている人もいます。もし日勤が怖い、日勤へ行きたくないと感じ始めているのであれば、それは夜勤回数の多さが影響しているサインかもしれません。
リーダー業務や委員会活動についていけなくなる
夜勤回数が多い看護師の中には、日勤業務そのものよりも、リーダー業務や委員会活動への不安を抱えている人もいます。
病棟では経験年数を重ねるにつれて求められる役割が増えていきます。
- リーダー業務
- 委員会活動
- 病棟会や患者カンファレンス
- 後輩指導
こうした業務の多くは日勤帯で行われています。そのため、夜勤回数が多い状態が続くと、どうしても関わる機会が少なくなります。
久しぶりにリーダーへ入ると流れを忘れている気がする。委員会の内容についていけない。病棟の最新情報がわからない。
そんな不安を感じる看護師も少なくありません。特に真面目な人ほど悩みやすい傾向があります。

経験年数に見合った働きができていないのではないか。周囲から頼りないと思われているのではないか。後輩の方が病棟の状況を把握している気がする。そのような焦りを抱えることもあります。しかし実際には、能力の問題ではなく勤務形態の影響であるケースも少なくありません。
日勤へ入る回数が少なければ、病棟の変化や委員会活動の進捗を把握しにくくなるのは当然です。リーダー業務も経験する機会が減れば、自信を失いやすくなります。
看護師として成長できていないのではなく、経験する場面が偏っているだけということもあります。夜勤回数が多い職場では、このようなキャリア面の悩みも見逃せません。
体力的な負担だけでなく、看護師としての成長や評価に不安を感じ始めているのであれば、一度現在の勤務状況を見直してみることも必要でしょう。
夜勤明けと休日だけで生活が終わる
夜勤回数が多い看護師の悩みとして、意外と多いのが「仕事中」ではなく「仕事以外の時間」に関するものです。
夜勤そのものは何とかこなせている。人間関係にも大きな問題はない。それでも働き続けることに疲れてしまう人がいます。
その理由の一つが、夜勤中心の生活によってプライベートの時間が失われてしまうことです。
夜勤明けは疲れて何もする気が起きない。少し寝るつもりが夕方まで眠ってしまう。休日も身体を休めるだけで終わる。そんな生活が続くと、仕事をするためだけに生きているような感覚になることがあります。
特に友人や家族と生活リズムが合わなくなることは大きなストレスになります。
- 土日に休めない
- 夜勤明けで予定を入れられない
- 家族との時間が取れない
- 子どもの行事へ参加できない
若い頃は気にならなかったことでも、年齢やライフステージの変化によって大きな悩みになることがあります。

夜勤回数が多い職場で働いている人の中には、「仕事が嫌なのではなく、自分の時間が全くないことが辛い」という声もありました。看護師という仕事は好きでも、この生活を10年後も続けられる自信がない。そのような不安から転職を考える人もいます。
夜勤回数が多いことで失われるのは体力だけではありません。
趣味を楽しむ時間、人と会う時間、家族と過ごす時間など、自分らしく生きるための時間も少しずつ削られていきます。
もし休日が疲労回復だけで終わり、仕事以外の楽しみを感じられなくなっているのであれば、それは働き方を見直すべきサインかもしれません。看護師として長く働くためには、仕事だけでなく生活全体のバランスを考えることも大切です。

夜勤回数が多い時の対処法
まずは師長へ勤務状況を相談する
夜勤回数が多いと感じていても、多くの看護師はなかなか相談できません。
人手不足だから仕方ない。みんな同じように頑張っている。自分だけ夜勤を減らしてほしいとは言いにくい。そう考えて我慢を続けてしまう人も少なくありません。
しかし、夜勤回数が多いことによって体調や生活へ影響が出ているのであれば、一度師長へ相談してみることをおすすめします。

看護師は責任感が強いため、自分の限界よりも病棟の状況を優先してしまいがちです。しかし、本当に問題なのは相談することではなく、限界を迎えるまで無理を続けてしまうことです。
実際、夜勤回数が多いことに悩みながら誰にも相談できず、突然退職を決意する人もいます。体調を崩して長期休職になるケースもあります。その方が病棟への影響は大きくなります。
もちろん、相談したからといってすぐに夜勤回数が減るとは限りません。病棟全体の人員不足が原因であれば、師長にもどうしようもない場合があります。
それでも、自分がどのような状況なのかを伝えることには意味があります。
- 夜勤回数が負担になっているのか?
- 夜勤明けの疲労が抜けないのか?
- 家庭との両立が難しくなっているのか?
具体的な状況を共有することで、勤務表の調整や異動など別の選択肢が見えてくることもあります。
夜勤回数が多い職場では、「みんな我慢しているから自分も我慢しなければならない」と考えてしまいがちです。しかし、看護師として長く働くためには、自分の状態を正しく伝えることも大切な仕事の一つです。限界を迎えてから行動するのではなく、まずは現在の勤務状況について相談してみることから始めてみてください。
異動で改善できるケースもある
夜勤回数が多いことに悩んでいると、転職しか解決策がないと思い込んでしまうことがあります。
しかし、実際には部署異動によって状況が改善するケースも少なくありません。
看護師の働き方は、同じ病院の中でも大きく異なります。急性期病棟では夜間の急変対応や緊急入院への対応があり、夜勤中も気を抜けない状況が続きます。一方で、回復期病棟や慢性期病棟では求められる役割が異なり、夜間の業務負担が比較的落ち着いていることもあります。
また、病棟以外にも透析室や外来など、夜勤回数そのものが少ない部署もあります。
夜勤回数が多い職場で働いていると、どうしても今の環境が当たり前だと思ってしまいます。しかし、同じ病院の中でも働き方は大きく変わることがあり、異動によって身体的な負担だけでなく精神的な負担も軽くなるケースがあります。

実際、夜勤回数の多さに限界を感じていたにもかかわらず、異動後は無理なく働き続けている看護師もいました。仕事そのものが嫌になったわけではなく、現在の部署との相性や勤務体制が合わなかっただけということもあります。
もちろん、希望した部署へ必ず異動できるとは限りません。病院全体の人員配置や欠員状況によっては難しいこともあります。それでも、退職を決断する前に一度相談してみる価値はあります。
改善しない場合は転職も選択肢になる
夜勤回数が多いことに悩み、師長へ相談しても改善しない。異動を希望しても受け入れ先がない。そのような状況であれば、転職を考えることは決して逃げではありません。
看護師は責任感が強い職業です!
- 人手不足だから仕方ない。
- みんな頑張っている。
- 自分だけ辞めるわけにはいかない。
そう考えながら働き続けている人も少なくありません。
しかし、その結果として体調を崩してしまっては本末転倒です。
夜勤回数が多い状態が続くと、身体的な疲労だけでなく精神的な余裕も失われていきます。夜勤明けは何もする気が起きず、休日も疲労回復だけで終わる。勤務表を見るたびに憂鬱な気持ちになるのであれば、すでに限界が近付いている可能性もあります。
実際、夜勤回数の多さを理由に転職を選ぶ看護師は珍しくありません。
- 仕事そのものが嫌になったわけではない。
- 患者さんと関わることは好き。
- 看護師という仕事を続けたい。
- それでも現在の勤務体制では身体がもたない。
そのような理由で新しい職場を探す人もいます。
看護師の資格があれば働き方の選択肢は一つではありません。病棟勤務だけでなく、クリニックや外来、透析室、健診センター、訪問看護など、夜勤がない、あるいは夜勤回数が少ない職場もあります。
もちろん転職にはリスクもあります。新しい環境へ慣れるまで苦労することもありますし、職場によっては給与が下がる可能性もあります。
それでも、今の職場へ残り続けることだけが正解とは限りません。
看護師として長く働くためには、無理を続けることよりも、自分に合った働き方を選ぶことが大切な場合があります。
夜勤回数が多いことで心身への負担を感じているのであれば、我慢を続ける前に選択肢を広げてみてください。相談や異動でも改善しないのであれば、転職は十分に現実的な解決策の一つです。
看護師の夜勤回数が多いと感じた時のまとめ
こちらの記事も、あわせて読むことでより理解が深まります。
看護師の夜勤がきついのは甘え?管理職として見た退職理由の本音- 看護師の夜勤回数は勤務形態や病院によって異なるが、二交代制では月4〜5回程度が一つの目安とされている
- 日本看護協会のガイドラインでは、三交代制勤務の夜勤回数は月8回以内が基本とされている
- 月8回や9回の夜勤は決して少ない回数ではなく、身体や生活へ大きな負担を与える可能性がある
- 夜勤回数が多い背景には、人員不足や慢性的な欠員など病院側の問題が隠れていることも少なくない
- 夜勤ばかり続くことで日勤業務への不安が生まれ、自信を失ってしまう看護師もいる
- リーダー業務や委員会活動へ関わる機会が減り、キャリア面で悩むケースもある
- 夜勤明けと休日だけで生活が終わる状態が続く場合は、働き方を見直すサインかもしれない
- 勤務条件の調整や部署異動でも改善しない場合は、転職も有効な選択肢の一つになる
現役理事・採用担当の視点
今の職場しか知らない状態は、意外とリスクです
転職する必要はありません。 ただ、自分の市場価値や他職場の条件を知っておくことは大切です。 採用担当としての経験から、本当に使いやすい転職サービスをまとめました。
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