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看護師あるある10選!共感と愚痴が止まらない日常とは

看護師あるある 助産師
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看護師さん
看護師さん

はぁ……今日も疲れた


そんな言葉が口グセになっていませんか?

看護師として働いていると、毎日が慌ただしく過ぎていきます。命を預かる責任、患者さんとの向き合い方、職場の人間関係、そして慢性的な人手不足――。どれも「仕事だから仕方ない」と思い込んできたけれど、実は多くの人が同じように感じていることかもしれません。

今回ご紹介するのは、現場でよく聞く「看護師 あるある」の中でも、愚痴や本音に近いものばかり。「わかる!」「あるあるすぎて泣ける」「これ私のこと?」と思わずうなずいてしまう内容を、リアルな声と共に集めました。

共感したあなたは、決してひとりじゃありません。思わず笑ってしまうものから、胸にズシンとくるものまで、ぜひ自分の気持ちと重ねながら読んでみてください。

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もう限界…看護師が抱える職場のストレスあるある

「〇〇さん、今日も機嫌悪い…」地雷先輩にビクビク

「おはようございます……」
朝の挨拶をしても返事はなく、鋭い目つきでチラッと見られるだけ。ナースステーションの空気が一瞬で凍りつく。それが“あの先輩”の機嫌が悪い日の始まりです。

20代前半の新人看護師のAさんは、毎日こうした空気に耐えながら仕事をしています。先輩の表情や声のトーンに神経をすり減らし、「今日は何も怒られませんように……」と祈るような気持ちで1日を始めると言います。

言ってしまえば、仕事そのものよりも“人間関係のストレス”の方が圧倒的にしんどいのです。

例えば、こんなやりとりが日常茶飯事です。

Aさん「◯◯さん、点滴準備できました。確認お願いしてもいいですか?」

地雷先輩「は?今、私が何してるか見て言ってる?こっちは忙しいの!」

Aさん「あっ……すみません……(ああ、また怒られた)」

こういった言葉のひとつひとつが積もって、毎日、心がすり減っていきます。周囲の先輩が注意してくれるわけでもなく、「あの人は昔からそうだから」と見て見ぬふりをされることもあります。

本来、職場は成長できる場所であるべきです。しかし、このようなピリピリした空気の中では、失敗を恐れて動けなくなり、自信まで奪われてしまいます。

もちろん、どの職場にも相性の合わない人はいます。ただし、毎日顔色を伺いながら働くのが当たり前になっているなら、それは明らかに健全な環境とは言えません。

他の職場に目を向けることで、「普通に会話できる先輩がいる」「ミスをしても丁寧にフォローしてくれる」そんな人間関係の中で働ける可能性があります。

私は、こうした人間関係のストレスに悩んでいた新人看護師が、転職をきっかけに明るくなっていく姿を何度も見てきました。ビクビク働く毎日から抜け出すことは、決してわがままではありません。あなたが安心して働ける場所は、他にもあります。

休憩時間、あったっけ?気づけば昼も抜き

「え、もう15時?今日お昼ご飯食べてないじゃん…」

看護師のBさん(30代前半・子育て中)は、ふと時計を見て我に返ります。おむつ交換、点滴、ナースコールの連続。気づけば、お昼休憩の時間はとうに過ぎていました。

このように、休憩が“取れるはずのもの”ではなく“取れたらラッキー”になっているのが、今の職場の現実です。

例えばこんな日があります。

同僚「Bさん、ちょっとだけ休憩いってきなよ」

Bさん「ありがとう!じゃあ少しだけ…」

(3分後)

スタッフ「すみません、○○号室がナースコール鳴ってます」

Bさん「えっ……わかりました、行きます!」

(結局、パンを一口かじっただけで休憩終了)

もちろん、患者さんの安全が最優先なのは分かっています。それでも、誰かが代わってくれる体制がなければ、休憩どころか水分補給もままならない日もあります。

しかも、Bさんのように小さなお子さんを育てている人にとっては、仕事と家庭の両立が前提です。体調を崩すわけにはいかない、でも休めない。このジレンマが、日に日に積み重なっていきます。

いくら「やりがいがある仕事」でも、休むべきときに休めない環境が続けば、心も体も持ちません。最初は気力で乗り切れても、徐々に疲労が蓄積し、気づけば慢性的な体調不良やメンタルの不調につながることもあります。

実際、他の病院や施設に転職した看護師の中には、「前の職場では1日5分も座れなかったのに、今はきちんと昼休憩が取れる」と驚く人もいます。休憩が当たり前にあるということ。それは、看護師の働く環境を大きく左右する要素のひとつです。

無理して頑張り続ける前に、「もっと人員体制に余裕がある職場ってあるのかな」と考えてみることも、自分自身を守るために大切な判断です。

夜勤明けに「残ってもらえる?」←いや無理です

「Bさん、申し訳ないけど、今日も少し残ってもらえない?」

朝8時を少し過ぎたタイミングで、師長からそう声をかけられる。
本来なら、夜勤明けでやっと帰れるはずの時間――しかし、現実はそううまくいきません。

療養病棟で働くCさん(20代後半・常勤・月6回夜勤)は、夜勤明けにそのまま日勤帯のフォローに入ることが、月に何度もあると言います。

これを繰り返しているうちに、次第に感覚が麻痺してくるのが怖いところです。

Cさん「えっ、今日も人いないんですか?」

師長「ごめんね~急にスタッフの子が熱出ちゃって」

Cさん(内心)「それ、今回で3回目……私はロボットじゃないんだけど」

もちろん、急な欠員に対応するためには誰かがカバーしなければいけないことも分かっています。
ただし、それがいつも“夜勤明けの人”にばかり頼られる状況になっているのは、職場全体の構造に問題があると言えるのではないでしょうか。

夜勤は、想像以上に体に負担がかかります。勤務中は仮眠もままならず、頭も身体もフル回転。そんな状態で、さらに数時間残業するのは、心身ともに限界を超えてしまいます。

実際、Cさんはある日、帰宅途中の電車で意識を失いかけ、駅員に声をかけられたことがあります。「このまま働き続けたら、本当に倒れるかもしれない」と思った瞬間でした。

看護師あるある2

一方で、他の病院に転職した友人からは、「夜勤明けは絶対に帰れるし、有給もちゃんと取れる」といった話も聞こえてきます。このように、夜勤の扱いひとつ取っても、職場によって働きやすさには大きな差があるのです。

体を壊してからでは遅い。もし今、「夜勤明けなのに帰れないのが当たり前」になっているなら、その職場環境は本当に自分に合っているのか、一度立ち止まって考えてみるべきです。

毎日バタバタ、でも給料は据え置き

「もう足がパンパン……」

1日の業務を終えてロッカーに戻ると、30代の看護師Dさんは制服のズボンを脱ぐだけで足がつりそうになります。それでも、誰かが倒れない限りは、明日もまた同じように働き続けなければいけません。

病棟勤務の毎日は、想像以上に過酷です。朝のバイタルから始まり、処置、記録、ナースコール対応、入退院の対応、家族対応、そして委員会の仕事まで……気がつけば、トイレにも行けずに夕方を迎えていることもあります。

そんな中、ふと給料明細を見たDさんは、思わずため息をこぼしました。

Dさん「今月も変わらないな……残業、けっこうしたのに」

同僚「え、それだけ?私もだけど、ほんと報われないよね」

Dさん「業務の負担は増えてるのに、給料はずっと据え置きって……なんか納得いかないよね」

もちろん、医療職は“お金のためにやる仕事じゃない”と言う人もいます。でも、それは本音を押し殺した建前にすぎないのかもしれません。

看護師の仕事は専門性が高く、命を預かる責任ある仕事です。患者さんから感謝の言葉をもらえることもありますが、それだけでは生活は成り立ちません。

また、コロナ禍でさらに負担が増えたにもかかわらず、手当は一時的なものに終わり、恒常的な評価にはつながっていないケースも多く見られます。

「責任だけ重くなって、給料はそのまま」――そう感じる看護師は決して少なくないはずです。

報酬と業務量のバランスが崩れたまま働き続けていると、いつか心が折れてしまうかもしれません。
ただ、このモヤモヤを誰にも言えずに抱えている看護師が、現場にはたくさんいるのです。

「命預かってるのに、この扱い…」とふと冷める

「患者さんの急変で心マして、無事戻ったんですけど……そのあと、記録ミスがどうのこうのって、師長に延々と怒られて……」

そう語るのは、40代のベテラン看護師・Eさん。
20年以上現場に立ち続け、数えきれないほどの命に向き合ってきました。それでもふとした瞬間に、心がスーッと冷めるような感覚に襲われることがあると言います。

このときも、徹夜で緊迫した処置にあたった直後。体は限界だったにも関わらず、戻ってきたのは「お疲れさま」のひと言ではなく、記録の確認漏れに対する指摘と説教でした。

 

看護師さん
Eさん

「私、何やってるんだろうって思いました。命を預かってる仕事なのに、扱いはまるで事務的。この仕事に誇りを持っていたはずなのに、あの瞬間だけは、正直もうどうでもよくなりました」

看護師という仕事には、たしかにやりがいがあります。
誰かの命を救ったときの達成感。感謝の言葉をもらったときの喜び。患者さんが回復して退院していく姿を見届けると、心から「よかった」と思えます。

しかしその一方で、「忙しいのは当たり前」「頑張って当然」という風潮が根強く残る現場では、人としての労いの言葉や、思いやりがどこかに置き去りにされているようにも感じます。

患者さんの命には真剣に向き合っているのに、自分自身の健康や心の状態は後回し。何かを失わないと評価されない空気の中で、ふと立ち止まってしまう瞬間があるのです。

そのたびにEさんは、「私はこの仕事が好きなはずなんだけどな」と自分に問いかけると言います。でも、好きなことだからこそ、扱いの雑さや軽さに対して、余計に傷ついてしまうのかもしれません。

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辞めたいけど辞められない…看護師の葛藤あるある

「今辞めたら迷惑でしょ?」の呪縛から逃げたい

「今このタイミングで辞めたら、他の人に負担がかかるよね……」
「自分が辞めたら後輩の指導、誰がやるんだろう」

こんなふうに思いながら、辞めたい気持ちをずっと飲み込んでいる看護師は少なくありません。地方の小規模病院で働くFさん(20代後半)もその一人です。人手不足が慢性化している職場で、日々シフトを埋めるためにギリギリの状態が続いています。

Fさん「実は、もう1年以上前から辞めたい気持ちはあって。でも、他の人もギリギリで頑張ってるのを見ると、自分だけ抜けるのって申し訳なくて……」

同僚「わかる。私もそう思ってたけど、我慢しても誰も褒めてくれないし、体だけしんどくなってくよ」

このように、「辞めたい=無責任」と思われるのが怖くて踏み出せない看護師は多いです。

でも、考えてみてください。「迷惑をかけるから辞められない」と思いながら働く毎日は、あなた自身をどんどん疲弊させていませんか?

そもそも、職場の人手が足りないのは、あなた一人の責任ではありません。構造的な問題であって、個人が背負い続けるものではないはずです。

それでも、突然すべてを放り出すのは現実的ではないことも理解しています。だからこそ、まずは「このままでいいのかな」と自分に問いかけることが、最初の一歩です。

少なくとも、「迷惑だから辞められない」という理由だけで、自分の気持ちをごまかし続ける必要はないと思うのです。

転職=裏切り?そんな風潮にうんざり

「え、辞めるの?あんなに頑張ってたのに…残念だなぁ」
「後輩も育ててたのに、途中で投げ出すの?」

そんな言葉をかけられるたびに、「転職って、そんなに悪いことなの?」と自問したくなる人もいるでしょう。30代前半、急性期病棟で働く看護師のGさんは、まさにそんな風潮に苦しんでいました。

Gさん「職場の人間関係は悪くないし、特別なトラブルがあるわけじゃないんです。でも、このまま何年も同じ場所で働き続けるのが自分にとって正解なのか、ずっとモヤモヤしてて……」

同僚「うーん、気持ちはわかるけど……私たちも一緒にやってきたし、いなくなると困るよ」

こうして、辞めたいという意思を伝えると、まるで“裏切り者”のような反応をされることもあります。
でも、転職=裏切りという考え方は、本当に正しいのでしょうか?

看護師はプロフェッショナルです。自分のキャリアをどう築くかを選ぶのは、自分自身の自由なはず。それでも「申し訳ない」「無責任と思われたくない」と感じてしまうのは、職場の空気や周囲の目がそうさせているのかもしれません。

ただし、周りの期待に応えることと、自分を犠牲にすることは、まったくの別問題です。環境や働き方を見直すことは、自分の未来を大切にする行動であって、誰かを裏切ることではありません。

もっと言えば、自分が納得できる環境で働くことが、結果として患者さんや同僚への良い影響にもつながるという考え方もあります。

他人の言葉に縛られて、自分の気持ちにフタをしていませんか?

「転職=悪いこと」ではなく、「変わること=前向きな選択」であるという視点も、心のどこかに置いておいていいのではないでしょうか。

「こんなもんでしょ」と思い込む日々

朝はバタバタと始まり、気づけば夕方。昼ごはんを食べたかも覚えていない。
ナースコール、点滴、記録、入院対応……次から次へと業務に追われ、時計を見る暇もない。
でも、周囲の看護師たちは誰も文句を言わない。
だから自分も、「これが普通なんだ」と、いつの間にか受け入れるようになっていきます。

20代中盤の常勤看護師・Hさんは、こうした日々を半年以上繰り返していました。

Hさん「最初は『大変すぎる!』って驚いてたけど、だんだん慣れてきちゃって。今は“こんなもんだよね”って、感覚が麻痺してる自覚があるんです」

後輩「え、それでいいんですか?」

Hさん「よくはないよ。でも、誰かが特別ラクしてるわけでもないし……こんなもんでしょって」

このように、忙しさやしんどさを感じなくなったのではなく、「感じても意味がない」と思ってしまう感覚は、多くの看護師が一度は経験するものかもしれません。

それは、自分を守るための防衛本能でもあります。でも、そのうちに、心も体も“何も感じないようにする”ことに慣れてしまうと、危険なサインです。

誰かと比べてラクなわけじゃない。かといって、明確に「限界です」と言えるタイミングもない。この、微妙で曖昧なラインのまま、なんとなく日々をやり過ごしてしまう――。

「仕事が忙しいのは当たり前」「これが看護師ってもの」そんな“常識”の中に押し込められて、自分の本当の気持ちにフタをしていないでしょうか。

今感じている違和感に、ちゃんと名前をつけてあげること。それは甘えでも逃げでもなく、働くうえでとても大切なことだと思います。

転職サイト見ては閉じるループにハマってる

スマホで「看護師 転職」と検索。
「夜勤なし」「人間関係◎」「残業少なめ」と書かれた求人一覧がずらりと並ぶ。

「わぁ、いいな…」と思いながら、結局“×”をタップしてブラウザを閉じる――。こんなループ、心当たりがある人も多いのではないでしょうか。

30代・常勤看護師のIさんもその一人です。

Iさん「仕事が辛いってわけじゃないけど、正直ずっとモヤモヤしてて。条件のいい求人を見ると心が揺れるんです。でも、結局『まだいっか』って思って、また閉じるんですよね」

同僚「それ、私もやってた(笑)見るだけ見て、動かないやつ」

この“見るだけ転職活動”は、よくあることです。
いきなり行動に移せる人の方が少数派で、「何となく気になってる」という段階を長く繰り返すのは、むしろ自然なプロセスとも言えます。

ただ、その状態が半年、1年と続くと、「現状に不満はあるのに、何も変わらない」という自己否定感にもつながりがちです。しかも、求人を眺めるうちに、「本当に自分に合う職場なんてあるのかな」と、逆に自信をなくしてしまう人もいます。

ここで大切なのは、転職するかどうかよりも、自分が今何を感じているのかを見つめ直すことです。
「もっと休みが欲しいな」「人間関係がしんどいな」「今のままだと将来が不安」――そんな思いに気づいた時点で、もう十分“気持ちが動いている”と言えるのではないでしょうか。

求人を見るだけで終わる日が続いていても大丈夫。焦る必要はありませんが、少しずつでも「自分はどう働きたいのか?」を整理していくと、次の一歩が自然に見えてくるかもしれません。

結局「今よりマシ」な職場ってあるの?

「どこに行っても、どうせ同じでしょ」

そう思いながらも、何となく他の職場の様子が気になる。今の職場に不満はある。でも、動いたところで本当に良くなる保証なんてない。そんなふうに考えて、行動に踏み切れない人はとても多いです。

40代・転職経験なしの看護師Jさんも、ずっとこの問いを抱えてきました。

Jさん「これまでずっと同じ病院にいたし、不満もあったけど慣れた環境だし……。でも最近、ふと“ここじゃなくてもいいんじゃない?”って思うことが増えてきて」

後輩「でも、次の職場も結局、人間関係とか忙しさとか変わらないかもって、怖くないですか?」

Jさん「うん、それ。それがあるから結局動けない」

このように、「転職しても結局同じ苦労をするだけでは?」という不安は、誰にとってもリアルです。
特に長く同じ職場で働いてきた人ほど、「変化」そのものに対する抵抗感も強くなります。

ただし、「今の職場が全てではない」という事実もまた、無視できません。

もちろん、どんな職場にも大変な部分や、合わない人間関係はあるでしょう。
でも、働きやすさの基準は職場ごとにまったく違うのも事実です。

例えば、
・残業はあるけど、有給取得率が高い
・忙しいけれど、チームの雰囲気が良い
・人数に余裕があり、夜勤明けは確実に帰れる

など、「少なくとも今よりラク」「今より気が楽」という環境は、実際に存在しています。

「どこに行っても同じ」という言葉は、あまりにも多くの看護師が口にします。でも、それは「選んだことがない」から、そう思い込んでいるだけかもしれません。

今の職場が限界ではない。そう思えるだけでも、気持ちが少し軽くなることもあるのです。