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面接のポイントとは?

医療情報

転職を叶えるまでのステップで大切なのは、履歴書や職務経歴書等の書類選考。書類選考を通過した後に行われる対人面接、又は、WEB面接です。

私達面接官は、この面接をコミュニケーションスキルを確認するために非常に重要視します

紙面では伝わらない、実際のコミュニケーションスキル、履歴書や職務経歴書の詳細確認、キャリアプランなどの考え方、自己分析能力など、面接官である我々はあらゆる面から質問していきます。

「あなた」という人を、どのくらい強調できるか?
「あなた」は、自身のキャリアプランをどう考えているのか?
「あなた」という人の、人柄をどのように伝えてくるのか?
「あなた」が私の組織に入って、何のメリットがあるのか?

角度を変えながら、受け応えを確認していきます。

間違えて頂きたくないのは、面接とは、落とす為に行うものではありません。
入職に至るための組織としての確認作業なのです。


・ 組織として、あなたを迎え入れたら、どんなメリットがあるのだろう
・ 今の組織ピラミッドにあなたは馴染む存在なのだろうか

などを確認していきます。
その為にも、あなたも直接面接にあたり、下記を準備する必要があります。

準備をしっかりとする: 自己紹介や職務経歴など、予想される質問に対する準備を行ってください。今までのご自身の経験などを踏まえた、なんとなく想定できる受け応えは事前準備しておくべきでしょう。医療機関や職種、最近話題になっているトピックなども把握しておくと便利です。
自身が歩んできた専門科領域に関する情報は、もう一度しっかり復習しておきましょう。しかし、過大な回答は避けるべきです。長所短所、趣味やキャリアプランなど自己分析に関することも質問する可能性は高いです。質問されても困ることが無いように準備も必要です。

コミュニケーション: 声が小さいと自信の無さを表しますので、自信を持って話してください。自分の能力や経験を積極的に伝えること、そして、自信をもって主張することが求められます。お話するときは、面接官の目を見て話す、はっきりと声を出す、相手の話をよく聞く。普通のことだろうと思っても、その普通が出来なくなる緊張感にいる可能性がありますので、今一度冷静に普通のコミュニケーションをしてください。そして一番大切なのは、笑顔をしっかりと表現する事であり、あなたがごく普通の一般的なコミュニケーションスキルを持ち合わせていることを示してください。

ポジティブな態度を保つ: ネガティブな質問をする可能性もあります。「前職の退職理由」や「自分の意見と対立する職員や上司がいた場合、どのように対応するか?」など、ネガティブ質問の多くは、あなたが長く働いてもらえる職員になるのか、又、人間関係に対応できるような人材なのか?
このような質問は、意地悪でするわけではなく、どんな状況に耐えられる方なのか、また、どんな職場環境を望むのか、望まないのかなどの下に行います。組織内であり得る可能性を示唆しているものだと理解して受け応えするべきです。ポジティブな姿勢と解決策を考え提案することが重要です。

適切な身だしなみ: カジュアルな服接で面接に来る方はあまりいませんが、中にはジーパンで来院するような看護師や医師もいます。正直に言うと、その地点で既に落ちています。正装とまでは言いませんので、出来る限り適切な服装での来院にしてください。きちんとしているか、自己中心的か、なども服装に表現されます。

緊張をコントロールする: 面接に通すと、過度の緊張をしている人がいます。正直、あまり緊張するような人は、医療従事者に向かないと思っています。医療現場も状況コントロールが非常に大切ですので、同じように自己の環境もコントロールできると、面接の雰囲気が変わります。よって、緊張をほぐすためのリラックス方法は何かしら考えておくべきです。笑顔で対応することも緊張をほぐす1つの方法ですが、深呼吸なども踏まえて、コントロールできるようにしておいてください。

質問を用意する: 面接官に対して質問をすることは重要です。
「何か質問がありますか?」と聞かれて、「いいえ大丈夫です。」と答えるような人は、あまり積極性を感じません。せっかく発言する機会を与えられるわけですので、是非、恥ずかしがらずに質問してみてください。事前に質問を準備しておく必要はあります。逆に質問もさせてくれないような面接官、医療機関だった場合、あなたからお断りするべきです。私はそう思います。


面接は、「あなた」と医療機関側の相性を確認する作業です。「あなた」を受け入れて大丈夫かを確認します。受け応えで嘘があった際には、いずれバレます。だからこそ、全て正直に話すべきであり、自分を大きく見せない方が無難ですし、入職後も楽です。

面接を受ける側も断る権利があるわけですので、お互いの相性を確認する作業だと思って、面接に挑むというのも手段だと思います。

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