最近、転職者からの応募で多いのが、55歳~60歳以上のシニア世代です。
医療事務も看護師、医師などだと65歳以上の応募も目につきます。
年齢を重ねるにつれ、定年を意識するようになり、定年が少しでも遅い職場へ移ろうとする傾向があるようです。
シニア世代の転職は特有の課題や機会を持っています。シニア世代の方々が転職を考える際には、以下の点を考慮することが重要です。
経験とスキルの価値化: シニア世代は豊富な経験と専門知識を持っています。これらの経験やスキルは、新しい職場で大きな価値を持ちます。自己PRや面接でこの点をアピールすることが重要です。
適切な職場環境の選択: シニア世代は若年層とは異なるニーズを持っています。労働環境や雇用条件、チーム文化などをよく考えて、自分に合った職場を選ぶことが重要です。
新しいスキルの習得: 技術やビジネス環境は変化し続けています。シニア世代の方々も新しいスキルや知識の習得を積極的に行い、市場価値を高めることが求められます。
ネットワークの活用: 長年のキャリアを持つシニア世代は豊富な人脈を持っています。転職活動では、この人脈を活用して情報収集や求人探しを行うことが役立ちます。
柔軟性とポジティブな姿勢: 転職は新たな挑戦です。シニア世代でも柔軟性を持ち、変化に対応できるポジティブな姿勢を保つことが成功のカギです。
再定義されたキャリアゴール: シニア世代の転職では、キャリアゴールを再定義することが重要です。自分にとっての仕事の意義や目標を明確にし、そのための道筋を考えることが大切です。
シニア世代の転職は十分に可能であり、経験や知識を活かして新たなキャリアを構築することができます。
採用側としてもシニア世代の転職を否定する理由もなく、条件が合致すれば喜んで採用します。
しかしながら、単に定年を伸ばそうと、自己都合のみで応募されると、採用側としてもNGです。
シニア世代の一番の「売り」は、キャリアです。
何を経験し、そのキャリアをこの職場で、どのように還元できるか?
これが一番大切な採用目線になると思います。
お互いに、先が長くないということは重々承知の上で、採否を決定するわけですので、短い期間であっても採用されて医療機関にメリットがあると思われることが大切なのです。
パソコンが苦手、新しい事を覚えるのが苦手という方は、何処を受けても不採用になると思います。
シニア世代であっても、人並みの事が出来て、新しい事にもチャレンジするといった気持ちが大切です。
定年になると、再雇用時の給料が半分に落ちるといった理由で転職希望の方もいました。
そのような方は、ギリギリで転職活動しても報われません。
わかっていたのなら、早めに準備して、早めに転職する方が、自分の為になると思います。